2017/11/20 727

. 伝達式 .

11月14日、旭日双光章の伝達式。

会場は東京三田の共用会議所。私の母校慶應義塾の真裏にあります。

10年前の藍綬褒章の伝達式も同じ会場で,お隣は三井倶楽部という閑静な場所です。


財務省関係の勲章、褒章受章者が一堂に会し、一人、一人に章が手渡されます。

その後、バスに分乗し、天皇陛下の拝謁に浴するため皇居へ。

あいにくの雨模様でしたが、会場の「豊明殿」の車寄せにバスは横付け。


モーニング姿の受章者と和服姿の配偶者に分かれ整列。

受章者は70歳以上がほとんどで、車いすの方もちらほら。

そういった事情からか配偶者は7割程度。健康で夫婦揃っての拝謁を受けることの
幸せをしみじみ感じました。


「国家、地域に対する貢献に深く感謝します」。

マイクなしの陛下のお言葉に一同低頭。


その後、陛下はわれわれ受章者、配偶者の間をゆっくり歩かれます。

目が合うと微笑まれ、思わず頭が下がると同時にその優しさに胸が震えます。

ご高齢の身で、多数の公務をこなされる陛下。

お年を考えるとその責務の重さに、こちらもまだまだしっかりせねばと勇気づけられる思いです。

同時に、元号改正前の平成天皇の残り少ない拝謁を受けられたこと、この上ない幸せでありました。



2017/11/13 726

. 叙勲 .

本年の秋の叙勲で、計らずも旭日双光章拝受の知らせを受け、明日その栄によくすることとなりました。

新聞発表後、沢山の皆様から暖かいご祝辞を頂き、心より感謝いたします。

誠ににありがとうございました。



今回の栄誉ほど多くの方々からのお力添えを感じたことはありません。

その受賞は蒸留酒組合の役職を長年務めたことが第一の理由です。

組合員の皆様のご協力はもちろんですが、心置きなく組合の職務に邁進できる環境
があってこそ。

その間、自社が安泰で社員全員が支えてくれた賜物です。



自社の繁栄はお客様からの支持があってこそ。

多くのファンの皆様の後押しが、171年という当社の歴史を築くことができた礎です。

祖父、父、私と3代が揃って受賞というのも、お客様の永いお力添えのおかげです。

改めて御礼を申し上げます。



叙勲対象者は一部の例外を除き、ほぼ70歳以上だそうです。

いくら功績があっても、健康を損なってはその栄にはよくすることはできません。

幸いにも今日まで元気で過ごせたのはひとえに家人の健康管理のなせる技。

食事、散歩等人一倍の気遣い。いくら感謝しても追いつきません。



多くの方々の支えによる今回の受章。

古希の歳を迎え、しみじみ人生を振り返る身に余る贈り物となりました。






2017/11/06 725

. 同窓会 .

昨日は三重県立四日市高校の昭和41年度卒業生の「古希」同窓会。

なんと180余名が集まり、楽しいひと時を過ごしました。

我々団塊の世代生まれはまさに競争世代。

同学年で700名余り。当時の入学試験の倍率はほぼ2倍でした。

県立高校入試では今では考えられない競争率です。



昨日の会では一切名刺交換は無し。

そもそも肩書きがほとんど無くなった友人ばかりです。

話題は昔の失敗談、失恋話などたわいのないものばかり。

定年後始めた趣味はそれぞれ。

本格的なヴォイストレーニングでジャズボーカルを披露する親友。

ゴルフでシニアチャンピオンを目指すつわもの。

四国四十八か所のお遍路を始めた仲間。

仕事の話と違い、語り始めたら止まりません。

その目つきは少年時代にタイムスリップしたように輝いています。



最後は校歌の合唱。

70歳の仲間が肩を組み涙ぐみながら歌う姿は,家人には見せられないですね。

次回の喜寿、傘寿の同窓会までの健康を願いながらの散会となりました。

2017/10/30 724

. 桂 福団冶 .

先日,映画「人情噺の福団冶」を四日市の都ホテルのチャペルで鑑賞。

50人ほどの小さな上映会。チャペルで上映というのが何とも落語的で笑えます。

監督の伊藤有紀さんが四日市海星高校卒業、福団冶師匠が四日市出身というご縁の上映会。

パートカラーのドキュメンタリー作品で、なかなかの見応えです。



福団冶師匠は毎年、文治祭りで四日市で高座に上がり当地ではおなじみ。

特に人情噺では関西では右に出るものなしの大御所です。

人気絶頂期に一時期声を失い、ラジオ、テレビから姿を消します。

それ以降、彼の芸風は一変。日本で最初に手話落語を始めます。

渋く、地味な名人芸と称される彼の芸風はここから始まります。

「誰もいかない方の道を選んできた」。



映画は十八番の「藪入り」の高座と並行して進みます。

藪入りは3年ぶりに奉公先から戻ってくる息子を待つ親と子の人情噺

彼には福若という実の息子の弟子がいます。

この息子との感情のすれ違い、確執。

現実と噺がオーバーラップする巧みな構成です。

単館上映の地味なドキュメンタリー。

若き映像作家の意欲作、ご縁があれば、ぜひご覧ください。



2017/10/23 723

. 戦いすんで .

大荒れの天候の中、総選挙が終了。

突然の総理の解散を受け、野党勢力の体制が整わないまま選挙戦に突入。

国会ばかりか、対抗する民進党まで解散。

現政権の批判の受け皿として登場した新政党はバラバラ。

まさに安倍総理の思うツボの結果となりました。



この結果を受け、消費税の10パーセントへの移行も実質決定。

2パーセントの増税分は教育予算に回すという選挙目当ての政策も実行されそうです。

おまけにこの度の増税案はこれまた弱者対策という名の軽減税率を初めて適用。

本来の財政再建の趣旨とはますますかけ離れてきました。



食料品は従来の8パーセントに据え置くという軽減税率案。

一見素晴らしい案に見えますが、それにかかる費用は全て民間の企業持ちです。

当社を例にすれば、酒類は10パーセント、酒粕は8パーセントとなります。

これを仕分けするにはコンピュータソフトを入れ替えねばなりません。

その費用、1000万円をはるかに上回ります。

小売店を例にとればレジスターの入れ替え、伝票の刷り直し等の費用増。

小規模酒屋にはずっしり重たい費用です。



もっと複雑なのは飲食店でのテイクアウト。

店内で食べれば10パーセント,お持ち帰りは8パーセント。

果たしてこんな複雑な制度が実行できるのでしょうか。

寿司屋で家族用の折り詰めを頼むと、板前さんに睨まれることになるかも。

福祉政策と財政再建策の混同で、食品関係の中小企業が犠牲にならないことを祈る

ばかりです。






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