2017/04/10 695

. 酒場入門 .

桜がいよいよ満開。心弾む季節になりました。

入社式、入学式を済ませたピカピカの新人が颯爽と街を歩く姿が目立ちます。


酒場に出入りする新人諸君に心強い入門書をご紹介。

「酒場図鑑」。酒と肴をとことん楽しむためにという副題がついています。

目次を見るだけでワクワクする本。

いい酒場を見つけるコツとは。酒場の常連はここが違う。居酒屋での正しい注文の
仕方等々。

新人ばかりか、ベテランの呑み助でも思わず舌なめずりするような話題満載です。


まず最初にこう書かれています。

「いい酒場は普段目抜き通りにはない」。この一言でこの本のコンセプトが分かる
でしょう。

路地裏を歩けば暖簾、赤提灯の店。電飾看板に金を掛けた店などお呼びではない。

漏れてくるテレビの音、人々のざわめきも良い酒場を見分ける条件の一つかも。


私が感心したのが「いい酒場はつながって見つかる」の1節。

例えば商売が競合しないバーのマスターに美味い焼き鳥屋を聞く方法。

その逆もありで、評判のおでん屋の大将からいいバーの情報をもらう。

大体いい店はどこかで必ずつながるもの。これは経験上そのとおりです。


いいお客が常連にいるのが繁盛店の基本。

新人諸君、この本を読んで是非ともいい酒場のいい常連となって下さい。


技術評論社刊 税別1260円。






2017/04/03 694

. 小澤音楽塾 .

3月29日、小澤征爾音楽塾オペラプロジェクト「カルメン」が愛知県芸術劇場で開演。

ワクワク、ドキドキ。小澤ファンには待ちに待ったプログラムです。


今年で15回目のこのプロジェクト。若手の音楽家を育てる目的で設立されました。

今をときめくチェロ奏者宮田大も15歳で参加し、その後世界的な演奏家となりました。

今回も日、中、韓そして台湾の若手演奏家をオーディションで選抜。

一流の世界的オペラ歌手のバック、しかも小澤の指揮。

彼らにとって夢のようなステージです。


今回は演出がメトロポリタン歌劇場のデヴィッド ニース。

極力セリフを排し、簡潔なステージでアリアを盛り上げます。

総勢200人を越す出演者。カルメンに扮したサンドラ ピクス エディの妖艶さが出
色です。


4時間を超える大歌劇。さすがに指揮は小澤と若手の村上寿昭の二人制。

舞台にのめり込むと以外に違和感はありません。

これも音楽塾の指揮者育成プログラムの一環かもしれません。

オーケストラピットから思わず立ち上がって指揮する小澤の姿。

その健在ぶりを知って、カーテンコールでは拍手が鳴り止みません。


ただ少し残念なのは観客席の若年層は少なく、大半は高齢者。S席25000円、
D席でも8000円ではむべなるかな

せめて天井桟敷の料金を格安にと思うのは、ファン減少を心配する老人の繰り言で
しょうか。





2017/03/27 693

. 同窓会 .

団塊の世代の先頭を走る我々1947年生まれの世代が、いよいよ今年古希を迎えます。

競争に明け暮れたアッと言う間の70年。

記念の年にに中学、高校、大学それぞれの同窓会の知らせが届きます。



県立四日市高校は一学年なんと600人を越すマンモス校。

先日クラスの幹事会が開かれましたが、男性はほとんどが仕事はリタイアー。

少数の女性陣は孫の自慢話で盛り上がっています。

カジュアルウエアの年配が集まっている姿は、まるで競馬の場外馬券売り場さながら。

街で会う少数の現役組を除けば、すれ違ってもわからないほどの変わりようです。



大学のクラス会の出欠のメールと一緒に名簿が届きました。

71名のクラスで物故者はほぼ一割。彼らの備考欄には永久会員の文字が、、。

学生時代の面影のまま時代が止まっています。

高校と違い、東京での大学の同級生は地方出身者が大半。

その分連絡が取れない同級生もチラホラ。

仲の良い数名とは毎年飲み会を開いていますが、ほとんどは還暦のクラス会以来の
再会。

大手上場会社にクラスの大半が就職しましたが、今やほとんどが現役を退いています。

それでもクラス会開催は日曜日。

見栄か現役への配慮かそれとも習慣か、微妙だなあ、、。



今だ現役は私のような家業の後継者で数名。

ビジネスの話以外どんな話題で盛り上がるのでしょうか。

全員男性ばかりではまさか孫の話に花が咲くとほ思えません。

肩書きが外れた今、気詰まりな時間が過ぎるのか、それとも昔話で盛り上がるのか。

名刺交換という儀式から卒業し、競争社会からも解放された男達の再会。

久しぶりに待ちどうしいクラス会の知らせです。








2017/03/21 692

. 事実と真実 .

オルタナティブファクト。トランプ大統領の登場でスポットライトを浴びた言葉です。

日本語に訳せば「もうひとつの事実」。

フェイクニュース同様、主にマスコミ批判に使われ、しばしばその強引な論理に
ブーイングが起こります。



最近の政府の答弁は「オルタナティブファクト」のオンパレード。

本家アメリカも顔負けです。

しかもマスコミ対策ばかりか、国会答弁で堂々と使われはじめました。

南スーダンは戦闘ではなく、紛争状態。

突如の自衛隊撤退は危険が迫っているからではなく、前々から決定していた予定の行動。

報告書は破棄されていたと思いきや、突如出現。

これは隠蔽ではなく、単なる報告ミス。唖然とする答弁が続いています。



国際情勢が緊迫する昨今、シビリアンコントロールが効かない防衛省。

隠蔽と虚偽の報告がなされ、制服組の独走が始まればそれは戦前のいつか来た道。

トップの資質が問われても致し方ない事態です。



証人喚問にまで発展した「森友学園」問題。

民間人の喚問には消極的だった与党が唐突に了解。

ただし公人である官僚の喚問はNGという不可思議さです。

国有地の格安払い下げの解明は売り手、買い手の双方の証言が必須のはず。

「もうひとつの事実」から「ただ一つの真実」が明らかになる日はいつになったら
来るのでしょうか。







2017/03/13 691

. WBC .

WBCの2次ラウンドが始まりました。

日本は1次ラウンドを3連勝。昨夜は球史に残る激闘でオランダ戦に勝利。

5時間に及ぶ総力戦に深夜までテレビにくぎ付けでした。



予想では盛り上がりに欠けると言われたWBC。

スタートすると各国にアメリカのメジャーリーグの選手が登録されておりビックリ。

ルール上、父母のどちらかの国籍での登録がOK。改めてメジャーが世界中の選手で
構成されていることに気づかされました。

トランプ大統領、また一つ大事な産業を潰しかねない入国制限政策は早急に中止に
なさったほうがよろしいのでは、、。



もう一つの独特のルールは投手の球数制限です。

2次ラウンドでは80球、決勝ラウンドでは95球を越えたら投手交代。

50球を超える投球なら、中4日空けないと次の登板はできません。

また延長11回以降はタイブレイク制で無死1、2塁からスタート。

競技時間の短縮と同時にスピード決着で興奮を煽る趣向です。



この独特のルールを考慮し、ピッチャーを多く登録した日本の作戦が大当たり。

9人の投手が絶体絶命のピンチを継投でしのぎ切りました。

剛速球と一発豪打の個人プレーより、監督の采配が決め手となります。

相手が好投手ならファールで球数を稼ぎ、早期の交代を待って次の投手勝負。

自軍では先発完投投手同様、ワンポイント投手の起用も重要。

小刻みな投手リレーと分業制など日本野球の得意分野です。

タイブレークでは三振とダブルプレーが取れる落ちる球の使い手など、頭脳プレー
が要求されます。



柔よく剛を制す。

古来日本では小兵が大男を投げ飛ばす柔道、相撲がもてはやされました。

野球とベースボール。

WBCは日本の頭脳野球の面白さ、強さを世界のベースボールファンに知らせる絶好
のチャンスになりそうです。

決勝ラウンドまで寝不足が当分続きそうです。






新しい記事へ 前の記事へ

 

HOME